てきとうに。

日常生活とかゲーム感想をつらつら書くところです。

Cendrillon palikA 感想


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サンドリヨンパリカ、クリアしました。

 

いや〜久々にザ乙女ゲーム!という作品をクリアしました。買って2週間ぐらいでクリアできたのかな?とにかくサクサク進めることが出来ました。独特な世界のルールやガラスという世界観もそうですが、泣虎[ナトラ]=ピオニーというキャラがクッッッッッッソ好みでやりたくてやりたくてどこのゲーム店に行っても無くて…Amazonで購入しようにも入荷に2週間かかるというなかなか手に入りづらい状態でしたが、なんとか…!ラスト1の状態でアニメイトで購入することができました!

も〜ね、見つけた時めちゃくちゃ嬉しかったです。

ではではストーリーの概要からですが…

透京

日本の都市。
建物など建築物がガラスで造られており、世界中の憧れの的だった美しき都。
ある時から呪いをかけられてしまった悲しき幻想郷。
円状の都市になっており、ガラスの薄い膜で覆われている。

呪いにより透京の外に出る際に制約がつけられた。
  • 透京の外に出る際にはガラス製のアイテムを身につける
  • 日付の変わる0時までに戻らなければガラスになり死亡
  • 日付が変わった後は日の出と共に、外に出ることが出来る

とま〜〜〜独特なルールがあるわけで、透京の住人も外に出たがらないんですよね、命に関わるので。透京郊外ではガラスとなった破片……いわば死体もゴロゴロところがっているとか。命にシビアな世界です。

そんな中一人の少女玻ヰ璃[ハイリ]=ラリックは外の景色を見たいという願望を持ちながら、ガラスの都市「透京」に時計店を兄と一緒に営みながら暮らしていました。

そこである日、いかにも怪しい自称魔法使い歌紫歌[カシカ]=ガレがガラスの靴と呪いを解く方法を教えました。
“街の中心にある時計≪審判のアストロラーベ≫の時間を動かせ”

そこから話は進んでいくーーーー。

 

といった序章の感じです。

ディレクターはコイデユウリさん。この方は前作の鏡界の白雪も手がけていて、それがわかるようなUI作りやルートの作り方をしていました。おまけのextraでも同じように座談会があって「うわ〜〜〜〜〜!!!鏡界の白雪じゃ〜ん!!!」となりました。(え?)前作鏡界の白雪をやった方はわかると思うんですが、この作品もカウンセリングゲームです。なんらかの性格に難をもったキャラもいれば過去に傷を負ったキャラや今の境遇に嘆くキャラをハイリちゃんがもれなく救うゲームとなっています。ただ他のゲーマーさんも言った通り(そうなの?)このゲームはキチンと伏線というものが各キャラルートで「あぁこうだったのか〜」と判明するので、鏡界の白雪のように「う…ん?」となることもあまりない印象にあります。共通ルートが短めなのも前作を踏襲してる感じがしました。ボリュームもたっぷりある……と他のゲーマーさんが言っていたのですが、自分は読むの早すぎて個人ルートだいたい2時間で終わらせてしまいました。おかげでアストロラーベでの封印の解き方が全くわからん。故になぜハッピーになったかもわからん。でも良いのだ。彼らが幸せなら。

 

  • では個人的な感想から。

いい意味でも悪い意味でも"印象に残らない"って感じのゲームだったなあ、と感じました。なんか典型的乙女ゲって感じで…これやる前に死神と少女やったあとだから余計に幻想にしがみついているみたいで罪悪感覚えました。

どういうこと?と思う方は死神と少女 共通ルート考察 | だから、探すなって。この方の感想をどうぞ。

主人公、イラつくかイラつかないかで言えば、圧倒的にイラつかないし、めちゃくちゃいい子で前向きです。そうすればプレイヤーはハイリに投影しやすくなるから。行動も物語を動かすために必要という印象を受け、製作者に操られている、ある意味で人間味がなく、ザ乙女ゲー主人公といった印象でした。別に嫌いな訳ではありませんしむしろこういう主人公だからこそ、彼たちの傷を救えるんですね。それが余計にこういう感想を抱かせる原因なのかなあと。乙女ゲーやったことない人や傷を負ったイケメンを救いたいんだ!って人向けにオススメ出来ると思います。恋愛過程も丁寧なのでどこで好きになったんだろう…?という疑問もそんなにないと思いますね。

 

  • 攻略順

わたしは

  1. 泣虎[ナトラ]=ピオニー
  2. 紫鳶[シエン]=クリノクロア
  3. 黒禰[クロネ]=スピネル
  4. 憂漣[ユーレン]=ミュラー
  5. 綸燈[リンドウ]=ウェステリア
  6. 廻螺[エラ]=アマルリック
  7. 歌紫歌[カシカ]=ガレ

で攻略しました。マジでナトラに一目惚れしていたので真っ先にやりました。もう最高。可愛いの破壊力凄まじいですよ彼は。攻略順はぶっちゃけ好きなキャラからやればいいと思います。ただ5〜7のキャラは攻略制限がついてるので個別ルートやるうちになんとなく察して「この順番がいいかな?」って思い始めるのでなんでもいいと思います。

 

正直7人分の感想を書ける気がしないので簡略化しますね

あ、ネタバレ注意ですよ。

 

 

 

 


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泣虎[ナトラ]=ピオニー

マッッッッッッッッジで最高だった。

可愛いの暴力。こんな明るいキャラなくせに鳥海浩輔っておま……正気か!?ありがとう!!!多分パリカで一番好きなキャラかもしれん。ハイリちゃんは最初ナトラのこと苦手だったんですが、アストロラーベを動かすために門番であるナトラにどうにかして時計塔を動かすために近づくんですが、失敗。親友の助言もありハニトラを仕掛けて行くんですが、その計算も関係なく好きになっていく過程がチョ〜〜〜〜〜たまらんかったぜ。まあハニトラバレるんですけどね。ここのときのプレイヤーめちゃくちゃ心痛かったわよ。なんやかんやあって和解するんですが、そのイベントはぜひ購入してください!!!

あと色々あって声が出なくなったハイリちゃんのイベントとかナトラの葛藤とかも〜〜〜〜いろいろ萌えすぎて語れないよ本当に。


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最高

 

 


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紫鳶[シエン]=クリノクロア

正直ね、いやね、こんなこと言いたくないんですけど、あんまり記憶が無い…

いや彼めちゃくちゃ王子様で透外キャラの中では群を抜いて優しいんですよ。そう優しい………乙女ゲーでは……その優しさは………印象には残らない………

彼は実は王族の一人で透京から追放された身のものでした。透京から追放される………すなわちそれは死ぬということです。しかし彼は生きていた。左目と記憶という代償を払って。アストロラーベが動くごとに蘇る悪夢=現実をハイリちゃんは受け止めていきます。ていうか受け止めないとシエン本当に辛そうでしたからね…

なぜ追放されたのか、気になる方は(以下略)

 


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黒禰[クロネ]=スピネル

クーデレ代表。

喋ってる温度は変わらないものの後半になるにつれ、ハイリちゃんに優しくなっていくのはいいなあ〜って感じでした。このルートでは珍しくサブキャラも登場します。このルートはどちらかといえばアストロラーベ云々というよりもクロネに起きた事件について解明していく物語でした。いや〜あのね。後半のハイリちゃんが徐々にガラス化していくイベント、あの自己犠牲が切なくてね…クロネは大切な人はガラス化して死んでいったのを凄く後悔していて、また同じ目に会いたくないがために透京出身であるハイリに冷たく当たるという背景がありました。た、大切な人!?乙女ゲーで…攻略対象で…大切な人!?ちょっと嫌な方は嫌かもしれないですが、わたしは馬鹿なのでゲームの説明で納得したので二人が幸せならそれでいいです。

 


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憂漣[ユーレン]=ミュラー

さすが人気投票1位なだけあってストーリーめちゃくちゃクセがすごい。

かというわたしもそのカレのくせにハマった女なのでした。あっ、ナトラが一番だよ!

彼は研究一筋なので恋愛についてめちゃくちゃ疎く24歳にまでなって初恋も経験していません。なのでハイリちゃんに恋したんだろうなこいつ…と思っても石頭なのでよくわかっていません。めちゃくちゃ嫉妬凄いんですよこいつ。嫉妬しすぎて「キスマークをつけたい」って言っちゃいますからね。もっとやれ。哀哭エンドなんか嫉妬こじらせすぎて恐ろしい方面に行ってました。ただ研究一筋といっても友愛は(こいつはわかってないだろうけど)ちゃんとあるし、シエンが苦しそうな時は凄く心配してたり良い奴なんですよ根は。

 


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綸燈[リンドウ]=ウェステリア

もう興津和幸の時点でこいつはなにかあるって思いますよね、まああるんですけど。

彼の物語のキーは蝶。リンドウの部屋って壁一面に蝶が飾られててマジで「え…キモ…」ってプレイヤーはなってる中主人公「すごい…きれい…」なんて言っちゃうからまあこういうキャラじゃないとリンドウは救えません。

こいつは透外の森にて死体を回収し、それを飾るという意味不明性癖の持ち主でした。字面がやべーよ。ハイリちゃんはそれ見て気絶します。当然ですね。死体が数十個あるなか知り合いまで見つけてしまうんですから。

こんなやつと恋愛できるんか!?そう思った方は(以下略)

 


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廻螺[エラ]=アマルリック

いやー多分ね、人気なんですよ彼も。もう本当に。

彼は多分攻略制限かかっていた理由もわかります。なんせ表は司書。裏は国家の重要機密事項の人間ですからね。スゲー働き者だな…

このルートアストロラーベとかアストロラビがどうとかめちゃくちゃそういう単語が出てくるんですけど、全然何言ってるかわかんない。なぜなら個別ルート2時間で終わらせてしまう女だから。中途半端にファンタジーなのでファンタジーの機密事項がふんだんに盛り込まれてて意味わかんないけど二人が幸せならそれでいいです。

 


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歌紫歌[カシカ]=ガレ

最後のトリです。ていうかこいつが何もかも元凶なんですよね。まあそんなん序盤でわかるって感じなんですけど。

カシカは200年前の王族で呪いをかけた張本人でした。なぜ呪いをかけたのかがなんかこう状況を知らないので文面だけみたら「あっそっかぁ…」ってなっちゃうぐらいしょうもな…いや…まあ…

なので200年間孤独のまま生きてきた人間でした。でもちゃんと人間味もあって、ツッコミもちゃんとできる。200年も生きてたら廃人になっちゃいそうなのにね。それを憎しみと悲しみだけで人間性が保たれていたと思うと、やっぱりそれだけ呪いをかけることとなった出来事が苦しかったんでしょうね 。

 


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最後にExtra、おまけコーナーだったんですが。正直マジでキツかった…中学生の創作見てるみたいで…10回もあんの!?マジ?!となりましたが。まあ他キャラが絡むことあんまりないし大目に見てやろうか(誰?)

 

総評

なんだかんだいいつつ楽しめました。イラストもとっても綺麗ですし。初Switch作品でしたが、(オトメイトにとっても)良かったんじゃないでしょうか。感想見まくるより自分の身で体験してみるのもいいと思いますよ。ではではこれで締めくくろうと思います。見てくださってありがとうございました。

 

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