てきとうに。

日常生活とかゲーム感想をつらつら書くところです。

片恋いコントラスト ―collection of branch― 感想

フォロワ〜に以前、「サイコ〜な日野聡がやりたい」とボヤいたところ片恋いコントラストやったら?と言われ、「確かに日野聡氏出とるやんけ〜〜!!」と思い、近所の駿河屋で偶然安い片恋いコントラストが売ってあり(陰謀?)速攻で購入仕り候。

 

この作品、萌えがちょっとズレるとある意味恐怖します…

 

この作品、珍しく個別ルートという概念が存在しないんですね。好感度によって見られるイベントがあったりしますが、基本的には、

序章→初恋編→傷恋編→三角関係→個別end

といった流れで進みます。悪い言い方で一本道となりますが、2週目要素として彼sideのイベントがあったりして「あの時、あんなこと思ってたんだ〜!」といった感動もあるので、特に飽きやつまらなさと言ったものは感じなかったです。お話も丁寧ですので。

 

 

 

 


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第1巻 <同級生×主人公×同級生>

最初に言いますけど椎葉亜樹那(メガネのほう)が超絶好みすぎて他が霞んで思い出せません。日野聡目当てで買ったのに。本当に死にかけのゾンビになりながら(死にかけのゾンビって何?)最終的に展開が切なすぎて号泣して幸゛せ゛に゛な゛れ゛〜〜!!!!!!とオタク絶叫してしまいました。

初恋編では距離感などまるで無い椎葉亜樹那くんに巻き込まれ徐々に惚れていく過程がア〜〜〜〜〜〜^~(言葉にならない)これこれ!こういうのを待ってたんだよ!と言った感じでした。少女漫画のようで微笑ましい感じですね。しかし!傷恋編があるということはこの恋は一筋縄ではいかず……

傷恋編では、椎葉亜樹那の親友である樫永和兎に焦点を当て、初恋編で王子様という概念がとあるイベントによって剥奪し唯一(なのかは知らないけど)樫永和兎を一人の人間として見ている主人公とカレのお話。これ少女漫画だと当て馬役で絶対結ばれない運命だよな〜と思いながら椎葉亜樹那の好感度あげてました(鬼)

明らかに何かあった状態の主人公に優しく話を聞く樫永和兎くんは、その傷心を埋めようとお付き合いをしましょうと言うんですね。主人公は当然何言ってんねん!?ってなるんですが、相手も引くことなく提案をゴリゴリ押していく。ですがわたしは椎葉亜樹那の好感度あげてるんで樫永和兎になびくことはないんですよねアハハ。

三角関係編では、字面からすると主人公を取り合うの!?って感じですが、どちらかというとカレたちの過去や心の葛藤を描いていて、なぜ告白を断ったのか、なぜお付き合いしようと提案したのか、そして主人公への想いが丁寧に読むことができます。そして最大の萌えがストレスでぶっ倒れた主人公へ、椎葉亜樹那の寝込みキッス〜〜〜!!!!!ア〜〜〜〜〜〜〜!!!!!最高〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

人によっては引くんでしょうけど、三国恋戦記で玄徳に萌えたオタクは大好きでしょ、コレ。

 

 


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第2巻<後輩×主人公×先輩>

個人的に恐怖の巻となります。特に後輩の檜渡鈴太朗。萌えというか執念が怖い。でもね、そんな恐怖も払拭してくれる桐坂保がマジ〜〜〜〜〜〜良。なのでこれ読んで心構えできちゃった人は桐坂保の包容力でどうか相殺してください。主観は人それぞれですので…

初恋編では主人公に一目惚れした檜渡鈴太朗。己に課した「主人公を3回見かけたら告白する」というものを達成し告白するところから関係が始まります。主人公は戸惑いますが、桐坂保の言葉を思い出して告白をお試し期間として受け入れます。ここのね〜〜2週目要素の桐坂保パイセンがマジでウオ〜〜〜!!!って感じでした。まさか自分の言葉思い出して付き合うことになるなんてね、思ってないわけですよ。桐坂保は中学生だった頃の主人公からずっと好きなんです。一途なんですよ本当に。

最初こそ初々しくお付き合いしていたんですが檜渡鈴太朗の明るい性格と主人公の暗い性格が徐々に主人公に劣等感を抱かせることになり、檜渡鈴太朗に恋をしている同級生から牽制を受けたりして、自分には恋は向いていない…と臆病になり避け始めます。そして、ある日。檜渡鈴太朗はその同級生と出かけ、なんと同級生は頬にキスをし、見かけた主人公はボロボロになって逃げ出しました。いや〜〜ダメだろ檜渡鈴太朗。鈍感でもやっていいこと悪いことありますしね、お前に桐坂保を避難する権利はないのだよ。(2週目でのイベント) その場にいた桐坂保は追いかけて主人公を慰め、そのまま傷恋編へ。この時の桐坂保、対応が神運営なんですよ。本当にいい男〜〜〜!!!

傷恋編では、もう恋はしないと決意した主人公と、ずっと主人公を想っていた桐坂保の話なんですが、グイグイ来るけど決して主人公を不快にはさせないこの男……!この不快にさせない押せ押せがたまらんのですよ。まあ好きキャラだからかもしれんけど。(方言)お弁当を食べるときは主人公を追いかけ一緒に食べる桐坂保〜〜〜〜〜カワヨ〜〜〜〜!!寒い屋上で食べようとする主人公に寒いな〜〜〜とかいいつつ一緒に食べようとするの可愛いでしょ。かわいいじゃん。臆病になった主人公を優しく心溶かしていく桐坂保の最高シナリオです。ちょいちょい挟まれる執念の男、檜渡鈴太朗の騙し討ち(え?)があったりしますが…。同級生に頼んで、主人公が断れない形で保健室に誘導させ、無理矢理にでも対話しようとするその心意気、主人公ちゃんが檜渡鈴太朗好きじゃなかったらマジで恐怖だよ!?わかってんの!?

三角関係編では、時が経ち2年になった主人公はようやく恋に前向きになったと思いきや、続投する生徒会でまさかの元カレ檜渡鈴太朗が生徒会に入るとかいうトンデモイベント。これには桐坂保もわたしもビックリ。ガチで個人的に執念が怖い。嫌われてもいいから主人公との接点が欲しいんだろうなあ。これ気まずいし好きじゃなかったら最悪でしょ。意外とメンタルの強い主人公。そんなこんなで主人公にアピールしまくる二人で、まさに三角関係って感じのイベントでした。最後は文化祭の最終日にどちらを選ぶかーー。

あれ?第1巻より多く書いてない?椎葉亜樹那のこと忘れてないよ!



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ガチで良

 

 


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第3巻<先生×主人公×転校生>

いや〜〜〜〜〜〜この1巻2巻の感想書いてる時3巻全く手をつけてなかったんですけど、やられました。楡居凪という男。マイナスから入る乙女ゲサイコ〜〜〜〜じゃん楽し〜〜〜!!!!!!楽しすぎて2週目含め約5時間で終わってしまいましたね。2巻クッッッッソ時間かかったのはなんだったんだ。いつ楡居凪が出るんだ!?出るんだ!?という楽しみでそのままのスピードで終わらせてしまいました。

初恋編ではコンビニのシールを集める紙を偶然拾った主人公とその持ち主である先生、楠見清孝との物語です。どちらもお互い変わった人間だな、と思いながらたびたび偶然に会い、ちょっと話をして終わる仲でした。後半になるにつれ赤点を取りまくった主人公は1:1の補講授業に加え、図書館で特別授業をするまでになります。ていうかね〜〜〜3巻モブがうるせえうるせえ。楠見先生は女子生徒から人気があるようで、主人公は妬まれ噂にされてしまいます。怖くなって主人公はやめようと提案し、先生はちょっと尖った言い方をして解散しちゃうんですよね。2週目じゃないとマジでこの男何考えてんのかわからない…… ですがそんな先生に惹かれ始めていく主人公。思うんですけど、学園もののゲームって先生が割と攻略でいますが、先生に刺さったこと無いんですよねぇあたし。。。

そんなこんなで「え!?」なイベントもありつつ(え?)告白する前から先生にやんわり言葉で拒絶され傷恋編へーー。

第3巻の初恋編、傷恋編は恋愛云々よりキャラに焦点を重点的に置いている感じがしました。なので第2巻での初恋編でもうコリゴリじゃーー!!な主人公ちゃんでしたが第3巻では、意外と強く(寝込んだりはしましたが)、新学期だしギクシャクしないように頑張ろう!といった感じで、恋に臆病になった面は薄く感じました。

傷恋編では転校生という設定もありクラスも上がり2年。担任は楠見清孝とかいう気まずい中、初手から印象悪い楡居凪(にれい なぎ)。彼は序章での主人公と同じ、友だちはいらない、付き合いもめんどくさい。といった感じの子です。こういうマイナスから入るのがア!!!!乙女ゲームだ!!!!となりますよね〜〜〜〜〜!!!!!友だちはいらないとかいいつつ、主人公に勉強を見たり、意外と話しかけたり、お見舞いに来たり…と人の良さも相見えます。彼は同じマドナイというラジオのリスナーでもあり、接点薄そうに見えて意外と共通点があります。お互い、親密になった友だちは初めてで、そこから芽生える恋……がすごく良かった。もう本当に丁寧に描かれていて、ツンツンするのも全然不愉快なツンではないし、等身大の男子高校生が楡居凪という男の子です。告白も今の相棒という関係を崩したくない…でもこの芽生えた恋はどうしようもできない…そんな面が2週目の彼sideで現れています。

三角関係では文化祭のイベントがメインで、どちらの好感度が高いかで見れるイベントが多々あります。眞泉さんの「修羅場は避けたいから…」という明らかな三角関係イベフラグは必見です。というか三角関係のギスギスしたイベント多くね!?多いよ!!楽しいけど!!三角関係編で楡居凪の好感度を高めにすると見れるイベントで、溢れ出た恋心を抑えきれず、まだ告白を聞いていない段階で楡居凪は思わず主人公にキスをしてしまうのですが…………このときの……………

 

「い、今……した?」

「した、かな……」

「……一瞬だったけど、キスした、よね……?」

「したな。お前の返事を聞いてからにしたかったけど

仕方ねぇだろ? 今したかったから……」

 

っていう会話!!!!!!!!!!!!会話!!!!!!!!!!演技ヤバ!!!!!!!!!アアアアアアアアア!!!!!!!!

ありがとうございました。[〜完〜]

あれ?楠見清孝のこと全然書いてないね?

楠見先生も専用のイベントありますので是非購入してください。(雑)

 


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<ボーナストラックと後日談>

ボーナストラックでは関わりあいの薄かった各巻キャラたちのワイワイシナリオとなります。ここのね、楡居凪の常識的高校生枠が本当に最高だった。あれ?椎葉亜樹那は?

Switch版では追加として後日談SSも見れます。音声なしですが、CERO:Bぐらいの爽やかストーリーでした。

 

 

 

<総評>

2巻でどーなることかと思ったけど本当に買って良かった。正直次の乙女ゲに移行するの辛いもん。一本道なんでしょどうせ…と思ってるあなた!一本道=ツマラナイという概念は捨てましょう!!!確かに総合するとちょっと短いかも知れませんが、下手に長くタラタラ描かれているゲームよりはるかに読みやすく丁寧で良いシナリオでした。本当に、オススメしてくれたフォロワー、ありがとう…ありがとう…

ストロボエッジが好きな別マ女子は本当に好きな部類だと思います。本当に良かった……………UI場面で特に不満を覚えることもなかったですし、選択肢スキップもあるので動作も気にならないと思います。

ここには書いてないイベントもたくさんあるので、、、!是非!是非!

片恋いコントラストをよろしくお願いします!!